特定小型原付カタログ/スペックの見方(後編)

特定小型原付対応モデルは、2023年7月から発表発売されており、当初は電動キックボード型がほとんどでしたが、自転車型やバイク型、そして発表販売モデル数は少ないですが、3輪型、4輪型など、好みに合わせたスタイル、タイプが各社から発売されてきました。
購入を検討している段階でそれぞれのメーカーサイトやパンフレット、そして販売店などで見ることができるスペックについて、これどういう意味?この数値ってどう?という疑問も出てこられるかと思います。
各社それぞれ工夫をこらしてモデル開発や発表をしていますので、良い悪いということではありませんが、スペック表の見方や、どういった基準で選ぶのが良さそうかなどを説明させていただきます。
悩んでいる特定小型原付の比較にも参考になると思います。

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特定小型原付の比較の第一歩、スペックの見方

まず、各モデルの仕様とスペックを比較してみましょう。
各メーカーが慎重に選定したモデル仕様ではありますが、どのモデルも長所と短所が存在します。
皆さんがどのスペックを優先するか、その点を考慮することが大切です。

前編はこちら

 特定小型原付 選ぶポイント! バッテリー

特定小型原付カタログ/スペックの見方(第2回)
画像引用:SWALLOW(公式サイト)

 バッテリー

バッテリーには色々な数値があり判別に迷うところが大いにありますので、注意が必要です。
基本的には、スマートフォンのバッテリーのようなイメージで大丈夫だと思います。
一般的に特定小型原付のバッテリーでは、2つの数値が表示されています。
電圧○V ○Ah。
わかりやすく説明しますと、
電圧が、モーターに流れる電流の力(勢いといいましょうか。)
Ahが、1時間あたりに流れる電流の容量(大きさとでもいいましょうか。)
このようなことになります。

もちろんどちらも数字が高いほうがバッテリーとしてのパワーがあります。

電圧

電圧という数字にも注目する必要があります。
モーターに流れる電流の大きさになりますからパワーに影響します。
一般的には数値が大きいと、坂を登る力があったり、加速力があったりします。

容量

よくモバイルバッテリーで目にすることもある単位だと思いますが、例えば10000mAhは、1Ahとなります。
特定小型原付の場合は、モデルによりますが、それが複数個あるぐらいの大きさ。となります。
容量が大きいと、それだけ最大航続距離が伸びます。ということは充電回数も少なくてすみます。
ただその反面、容量が大きいということは重量が大きくなります。しかし重量が重くなるとこんどは航続距離が伸びません。
またフル充電に限らず充電時間が伸びてしまいます。

この説明で出てきたそれぞれの項目はバッテリースペックにそれぞれに影響を与えあいます。
  • パワー/登坂能力
  • 最大航続距離
  • 充電回数
  • 充電時間
  • 重量

購入時にどの項目を最重要視するかを探す基準にすると良いです。

例えば、毎日の通勤や通学で、往復距離はそれほどない。
→バッテリー容量が小さくても往復持つのであれば、毎日~数日おき充電で。
パワーもそれほど必要でないかもしれません。

例えば、週末によく利用する。
長距離走ることもあれば、出先の観光やキャンプ場周辺で乗りたい。
→バッテリー容量が大きくて、航続距離が長く、一回の充電でより長く走る方が良い。
坂などもあるでしょうから、パワーが大きい方が良い。
こんな感じですかね。

 バッテリー最大充電時間

短い特定小型原付では3時間~長いものでは8時間などもあります。
短いほうが良いでしょうが、先に述べた通りバッテリー容量そのものにも影響します。
※実際には、充電器の電力に依存します。
途中でコンセントを借りて充電。というのは難しいですから、スマホのように気がついたらバッテリーがもうすぐない。。。ってことがないよう気をつけましょう。
急いで充電して出かけないと。というときにはそもそも急いでいるのですから安全のためにも乗らない。という選択も大事です。
余裕を持って、家にいる間に充電するようにしましょう。そうすることでこの充電時間。という数値はあまり気にしなくてすみます。

 バッテリー取り外し

これは、お住まいの家の環境に大きく左右されますが、乗らないときの保管場所にコンセントがあれば、バッテリーを外すモデルを選ぶ必要はほとんどありません。
延長コードなどが必要になるかもしれませんが、保管場所にコンセントにコードを繋いでその場で充電となります。

保管場所にコンセントがない。この場合部屋の中に持ち込まないといけません。
玄関口上がってすぐ程度なら良いでしょうが、完全に部屋の中だと、ちょっと大変ですよね。

車体(特にタイヤ部分)の汚れなども気になるでしょうし、玄関から持ち上げる重量も気になります。
毎日充電でないにしろ、結構な重量のモデルを部屋に持ち込むのは相当疲れます。。。比較的軽いモデルなら良いですけどね。
こういったときには、バッテリー取り外しが最適です。
本体は、玄関口や家先の保管場所においておいて、バッテリーを部屋の中に持ち込んで充電。これが理想です。
また、取り外しのできるモデルには利点があります。それはバッテリー交換。バッテリーそのものさえ購入すれば自分で交換が可能になることが多いです。※モデルによります。
バッテリーが外せないも出るので、バッテリー交換は、基本的にはメーカー車体ごと発送し立ち販売店などにに持ち込んだりして対応します。費用も含めて面倒なことになることが多くあります。

 バッテリー規格

基本的に、新製品として売られているモデルのバッテリーは、特定小型原付の仕様に基づいているのであればPSEなどの安全なマークの付いた物になりますので、安心ではあります。
バッテリーがへたってきたので、互換性のあるバッテリーに変えた。というような場合そのバッテリーの信頼性をしっかりと確認する必要があります。どんなものかわからないけど、安いから買った。というのではよくスマホが爆発した。とか聞きますが特定小型原付でもそのようなことが怒るかもしれません。バッテリーも大きくなりますから、部屋で充電中とかだと、本当に怖いことになりますので、バッテリー交換はメーカーや販売店を推奨しますし、ネット購入でも安全性を確認してからご購入ください。

特定小型原付 選ぶポイント! ボディ

特定小型原付カタログ/スペックの見方(第2回)
画像引用:SWALLOW(公式サイト)

ボディサイズ

最大の大きさというものは、特定小型原付の基準で決まっています。
・長さ190センチメートル以下
・幅60センチメートル以下
ですので、これ以上大きいものは存在しません。
この範囲の中で各社、開発を行っています。
小さい方が小回りがききますが、そもそも上記サイズが小さめですので各モデル差はあまりないでしょう。
高さの規格制限がありませんので、今後どうなるかわかりませんが、ボディサイズで悩む部分は保管場所の大きさぐらいです。

折りたたみ

モデルの中には折りたたみのできるものがあります。
各モデル詳細ページでは、折りたたみできるモデルには折りたたみサイズも掲載しております。
保管場所の中に折りたたまないで入るのか、折りたたんだら入るのか。など参考になると思います。
また、折りたたみできることで、持ち運びに影響します。
車のトランクに入るのかどうか。ちょっと重いにせよ電車やバスの公共交通機関に折りたたんで持ち込めるのか。
また、会社がビル内にあり持ち込む場合、エレベーターなどに乗る際には、折り畳めるほうが良いですね。
移動の際には、完全に折りたたんでロックする必要がありますが、ご軸などに保管する際に少し小さくなるだけでも。というの場合には、ハンドル部分が伸び縮みするようなモデルであればそれだけで入るかもしれません。
また、日々のことであれば、折りたたみ方法も簡単なもののほうが良いでしょう。

重量

特定小型原付の場合、小型ですので、持ち運びを考えると軽いほうが良さそうです。
ただ、重いほうが走行時に安定します。
特に電動キックボード型などでは走行時の安定だけを考えると少し重たいぐらいのほうが良いともされています。
そもそも30kg以上のモデルは原付よりも軽いですがあまり持ち運びを重視して作られていませんので、持ち運びを考えなければ重量はあまり気にする必要はありません。
各モデル重要を発表していますので、家の中にあるそれぐらいの重さを一度持ってみて、体感してみてください。

耐荷重量

何キロの体重の方が乗ることが安全にそしてメーカー発表のスペックに近く乗車できるのか。という指標です。
耐荷重量100kgと書かれていても、110kgの人が乗ることはできるでしょうが、航続距離や速度、坂の上り具合などの走行面とその他ボディの耐久性などに影響はあります。

椅子

2輪型である自転車タイプ、バイクタイプは、ほとんどが付いていますが、電動キックボード型、3輪型にはついているものと付いていないもの、また付いていても外せるものや外せないものなど、色々な種類があります。
椅子有り無しは賛否両論ありますが、電動キックボードは立って乗る。という良さが消えてしまうかもしれませんが・・・

椅子(サドル)があることのメリットは、長距離・長時間乗ることが可能になること。やっぱり立ちぱなしで乗り続けるのはしんどいものです。当然ですが、人により立って運転して疲れる時間は変わりますので、何分ぐらいまで。とは言えませんが、ただ単に立つのと、運転するのとは疲れぐらいかなり違いますね。
それと椅子があって乗る方が姿勢が低くなり運転が安定しますし、両足が体を支えていない分、すぐに足を出すことができるようなこともメリットです。
あと、椅子があっても高さが調整できないものもあります。ハンドルか椅子のどちらかが高さを調整できる方が良いです。

付属パーツ

モデルによっては、バックミラーが付属されているものがあります。
更にモデルにより左右ついているものもありますが、大抵の場合には取り外し可能です。
バックミラーがついてメリットは安全性ですね。振り向かないで後方が確認できる。というのは大変便利です。
電動キックボードなどのタイヤサイズの小さいモデルは、斜め後ろを振り返ることで車体が斜めに向いてしまうこともあり危険ではあります。もちろんそういったときには速度を事前に落としたりして対処するわけですが、ミラーで見えるというのは大きなメリットですね。あとから付けるということもメーカー純正でも可能ですし、その他の自転車やバイク用をつけることもモデルによっては可能です。

カラー

電動キックボードでは、黒が圧倒的に多いですが、各社色展開している場合があります。
今後、どんどん普及してくるとカラフルなものも出てくるのかもしれません。
自分の好きな色があると良いですね。

特定小型原付 選ぶポイント! 安心・その他

特定小型原付カタログ/スペックの見方(第2回)
画像引用:SWALLOW(公式サイト)

保安基準適合性

特定小型原付では、保安基準に適合した安全性をテストし、それをクリアしたモデルにだけ「保安基準適合性能等確認済」として、性能認定等確認シールを取得し、モデルに貼ることができます。
特定小型原付すべてがこのテストを受ける必要はなく、メーカーなどが受けたい場合だけ審査を受けます。
シールがついているメリットは、もちろん厳密なテストをクリアした安全性でありますが、もし何らかの形で警察官などに車体を見られることがあった場合、検問や何かの交通違反を犯した場合など、その載っているモデルが特定小型原付であるかどうか。というのがシールの有無ですぐに分かりますので、特定小型原付かどうかを疑われるような状況に出くわした場合、シールの有無は大きく影響します。
そんな場面に遭遇しないことが一番ですけどね。

保証

ほとんどの場合、メーカーが一定期間を保証期間として設けています。
メーカーにより保証期間に違いがあります。もちろん購入者としては長いに越したことはありません。
また、パーツにより違う場合もあります。
もちろんタイヤやバッテリーなどの消耗品は機関が短いか保証外ということが多いです。
購入しようとしているモデルの情報を集めた際に、保証について書かれている方が間違いなく安心できます。

オプション品販売

メーカーによりオプション品を販売しているメーカーもあります。
専用のカゴや、電動キックボードなどでしたら、持ち運び用の専用バッグなど。
バッテリーの容量アップなどもオプションで用意されているモデルもあります。
その他、タイヤの種類(空気←→ノンパンク)などもオプションで変更したり、追加購入したりできるメーカーもあります。

オプション品としての販売ではないですが、使用しているパーツを取り寄せできるのかどうか。というのもかなり大きいです。
必要な場合には修理などになりますが、本体を配送して修理してもらう。ということも良いですが、自分で交換できるパーツの場合、取寄できる方がありがたいですね。
簡単なもので言えば、ライト関係。ウインカーが割れたとか、そんなことで本体を送って、返してもらって。となるとものすごい送料もかかりますし、日数もかかります。ウィンカーだけを送ってもらえればどれほど楽で安いでしょうか。
その他でも、タイヤやチューブ、ライト関係、ブレーキ関係や、バッテリーなども取り寄せ購入ができるかどうかも長く乗るには重要だと思います。

第2回をお届けしました。特定小型原付のカタログ/スペックの見方は以上になります。特定小型原付を購入検討する際に、当サイトや、もちろんメーカーサイトの欲しそうなモデルを調べることがあると思いますが、このページの情報を元に、ご自身に最適な1台をお探しください。


前編は、こちら!
基本情報をはじめ、特定小型原付のスペック、装備についても解説。

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